サブリーダー2名プロジェクト卒業 記録

「環境教育プロジェクトにはいって」

 

一年目に学んだことはイベントを開催するにあたっての手続き的なものはもちろん、「森のムッレ教室の知識」や色んな人とから、必要なことを吸収しました。

イベントの準備は予定がおしてしまって全く計画的に出来なかったし、

原因はよく覚えてないけどメンバー内で衝突もあったり、

イベント当日はタイムテーブルがうまく回らなかったり…反省点は数え切れないほどあるけど、

でも、それは紛れもなく私たちにしかできないイベントで、無事終了してじわじわと達成感が湧いてきたことを覚えています。

 

全く絡みがなくてライオン似ているなと勝手に思っていた宮地くん、

ただのチャラくてV系な人だと思っていた三橋くん、

熱すぎるくらいに熱くて遅刻ばっかりの堀くん、

全く絡みがなかったけど気になっていたゆりりん、

大学でいつも一緒にいる梢、

このメンバーで本当にイベントを企画、実施できるとは思っていませんでした。

やっぱり、環プロについて考えると、特に初期メンバーとは嫌なところも、良い所も知ってるし、いろんな意味で楽しい思い出があるなと思います。

 

2年目に入って、こんなにメンバーが増えてうれしかったけど、不安でした。

自分がリーダーというなかなか機会のない立場にたって、

自分の不甲斐無さばかりで、反省と後悔ばかりの年でした。

井上班のみなさまには本当に迷惑ばかりかけて、話し合いまとめられなくて、助けていただいてばかりで、本当ありがとうございました!

代表っていう立場は正直自分にとってトラウマしかなくて、挑戦だったけど

今回はまわりの人に恵まれて…、本当感謝です。

 

去年とは全く異なる内容と対象フィールドで不安もありましたが、

去年に負けないくらい最高なイベントだったと思います。

 

大袈裟かもしれませんが、

私たちが企画、運営した環境教育イベントに参加したことによって、

その子の人生や考え方、生活になにか変化がでるかもって考えるとすごいことしてるんじゃないか!?って思います。

自然が好きな子や環境のことを考えられる子が増えて、環境に優しい行動が出来る子になってその子の家族や友達にその行動がうつって、

自分はこのプロジェクトを通して、小さいけれど社会貢献できたと考えています。

 

環境教育を行うことは、ただ教えるだけではなくて、私自身も教育されたというか、学ぶことが多かったです。

伝えることの難しさとか、チームとしての役割とか、相手に合わせることの大切さ、自分の弱点とか。

区切りとしてプロジェクトの活動は引退?だけれど、いつかまたこのような活動に関われたらいいなと思います。

 

環境教育の二年生、こんな私を慕ってくれてありがとう。

今までの良い所は引継ぎ、反省点は改善し、もっともっと最高なプロジェクトを作っていってください!

思い出ばかりでぐだぐだ長くなってしまってごめんなさい。

 

最後にこうやって活動できるように協力してくれたすべての方、

下重さんや金子さん、後藤さん、小学校や児童館の関係者の方々、大学の先生方に感謝します。

 

そして堀くん、二年間リーダーお疲れ様でした!

 

サブリーダー 井上湖浦

「このプロジェクトに入って。2年間の総括」

 

わたしが環境問題に興味を持ったのが小学生のときで、それから環境について考えるようになり、今こうして環境学科で勉強しているので、同じようにひとりでも多くの子どもに環境問題について興味を持ってもらい、自然を好きになってもらいたいと思い、このプロジェクトに入りました。

 

最初は、環境教育がどんなものかも分からなかったし、なんとなくは想像できたけど、何をすればいいのかは全く分からなかった。

私は、学校で紙芝居をしたりして人が環境に及ぼす影響を子どもに教える教育だったり、子どもと一緒にごみ問題を考えたり、そんな教育を想像していた。

まずアクションを起こそうということで、堀くんが下重さんに連絡をとると、ピンポイントで子どもに自然の大切さを教える活動をしていることが分かり、さっそく会うことができた。そこで、自然に触れて自然のおもしろさや大切さについて遊びながら学ぶ環境教育を知った。実際に下重さんに水生植物園に連れて行ってもらうと、自然の中で遊ぶ楽しさを実感することができた。子どもたちに自然を好きになってもらいたいと言っていた割には、自分たちも自然の中での遊び方について何も知らないことも痛感した。

 

特に私は、埋立地に住んでいて、人工の緑に囲まれて育ったので、自然には旅行に行った時に触れ合うものだと高校生くらいまで思っていた。高校に通い出すと、田んぼに囲まれて育った友達や、一軒家に住んでいる友達が増え、幼少期の話をすると、みんなアクティブに自然の中で遊んで育ったという話を聞き、旅行に行かなくても自然に触れられるということを知った。ザリガニ釣りなんて普通にできるものだと思っていなかったので当然釣ったことはないし、トカゲのしっぽをつかむとしっぽがとれてそのまま逃げるということも、高校生にあがるまでよく分かっていなかった。だからそういう経験をした友達がすごく羨ましかった。

環境問題に興味はあるし、旅行で登山をしていたりしたので自然は好きだったけど、普段から自然に触れてなかったので、自然の中で遊ぶ楽しさは、あまり知らなかった。

下重さんと公園で、ルーペで葉っぱを観察したり、葉っぱを触ってみたり、お花のにおいを嗅いだり、土を触ってみたりすることがとっても楽しかったので、子どもたちにも自然の中で遊ぶことって楽しいということを伝えたいと思えて、この環境教育やってみたい!と強く思った。

 

それからまた堀くんの伝手で高尾の森にも行った。それは本当に私からしたら旅行や林間学校でしたような体験だった。

また、環境教育で初めて子どもと触れ合う機会だった。アルバイトで子どもと触れ合う機会があるので、子どもは大好きだし、話しかけられるだろうと思っていたけど、実際初対面で親と一緒にいる子どもに話しかけるのはすごく勇気が必要だった。

また、金子さんの子どもとの接し方も勉強になった。聞き取りやすい声で、ジェスチャーをつけたり抑揚をつけたりして話すことで子どもの気を引いていた。

あと、自然の中に入ると空気が全然違って、すごく気持ちいいなーと再確認もできた。川で遊んで生物を捕まえるっていう経験も、ほとんどしたことがなかったので、私自身すごく楽しむことができた。

あと、子どもって色々なことが初めての経験だから、見る視点や考える視点が全然違って、おもしろいなー勉強になるなーと思った。この花を見てその感想か!みたいな新鮮な感じがあって、すごくおもしろかった。

 

夏にムッレのリーダー養成講座を受けて、保育士さんやリーダーさんの話し方を見て、子どもとの接し方や、ムッレの生い立ちや目的を学んだ。

やっぱり元々人間は自然の中で暮らしていた生き物であるのだから、自然の中が一番心地いいはずだし、それを忘れてはいけないということを知った。

実際に自分たちでプログラムをつくって実行することでなんとなくムッレの環境教育の流れを理解できた。

 

ムッレの他にも環境教育はあるかもしれないが、私たちが知っているのはムッレだけだからとりあえず、講習でやったことを自分たちだけでやってみよう!というゴールに向かって走り始めました。元々秋にイベントをやろうと決めていたので、それに向けてやるしかなかった。

でも、イベントをやるには何をしたらいいの?という感じで、何をすればいいのか全く分からなかった。下重さんに広報はどうかと話をいただいていたが、期限までに企画が決まらず広報に載せることはできなかった。

小学校にチラシを配るにはまず何をしたらいいのか。チラシはどうやってつくるのか。先生に相談しながら、まずは学校にアポとって、企画書持って行って、回収ボックスとチラシつくって持って行って、回収しに行って…あとは公園つかうにはどうしたらいいの?ってことで公園に電話して、許可取って、子どもたちを守るために保険の加入も必要ってことで保険会社探して、お話ししに行って…全て手探りだった。

企画も講習でやったこととほとんど同じはずなのに、何が必要でどれだけ時間が必要なのかも分からず、直前まであたふたしていた。

 

 参加者も無事集まって、当日を迎えた。子どもたちは本当に元気だった。兄弟もきてかなり焦った。親も一緒にきて、文句言われたらどうしようとかかなりびびっていたけど、お母さんたちもみんな良い人だった。どうにか自分たちの考えたプログラムをやりきろうと必死だった。

ぐだぐだだったけど、子どもたちは本当に素直で、ひとつひとつ新鮮な反応をしてくれて、すごく楽しそうにしてくれて嬉しかった。

光合成の説明とか四季の説明とか小学12年生に分かってもらうのはすごく難しかった。光合成とか、落ち葉は土にかえるとか、当たり前のことだと思っていたけど知らないんだーって思ったり、お花の名前や植物の役割を教えて覚えてくれたり、おもちゃを楽しそうにつくってくれたり、子どもの反応を見るのがいちいち楽しかった。

二日目のムッレさんも、信じてくれないだろうなって思っていたけど、子どもたちは純粋で本当に信じていたし、ごみは捨てちゃいけないというお約束も分かってくれて、自然の中で遊ぶって楽しいって言ってくれて嬉しかった。

 

二日間終わって、時間は全然守れなかったし、プログラムも不十分で、反省ばっかりだったけど、すっごく楽しかったし、少しは自然を好きになって、環境を保護する大切さを分かってもらえたんじゃないかなと思った。

イベント終了後、お礼状を書くことになったが、書き方が分からない。企画書と同様に矢内先生に添削してもらって、写真と一緒に何とか渡すことができた。

 

 こんな感じで1年が終わり、せっかくここまで頑張ったのに1年で終わらすのはもったいないしこれからも続いていくプロジェクトになってほしいと心から思っていたので、必死で2年生を勧誘。みやしゃんのちゃらさのおかげで2年生に話を聞いてもらうことができた。2年生は本当に元気で、大丈夫かな今年ってかなり不安になった。グループ分けして、みづほと梢ちゃんと離れて、もっと不安になった。みんなと一緒だから頑張れた部分がかなりあったから、3年がみやしゃんとたくみと新メンバーまあやで、自分がリーダーだなんて、本当に心配だった。まずなかなか2年生と仲良くなれなかったな。

今年は、昨年とは一味違ったイベントにしたかったし、もう少し子どもの接し方とか、新たなプログラムとかを勉強したかったのでボランティアを探して参加した。

樹木環境ネットワークさんのイベントは、自然に触れて楽しむことができて、自分自身も参加してとても楽しいイベントだった。自分たちのイベントをやる上でいいヒントを得ることができた。また、目的はイベントのためだったが、いくつかボランティアに参加することで、2年生との距離も縮まったように感じた。

 

夏休み集まって、フィールドチェックをした。色々回ったけど、やっぱり水生植物園でいいんじゃない?って堀くんが。最初はすっごく悔しかった。自分たちで探して新しいところで挑戦したかった。

昨年はフィールドも下重さんがチョイスした場所だったから、今年は、場所も自分たちで探してそこで自分たちなりの環境教育をしたかった。海とかミュージカルとか斬新なアイディアはでたけど、実際難しいし、このプロジェクトの目的とは合わないんじゃないかという話になった。

最終的に同じフィールドで同じようなプログラムにはなったけど、昨年のイベントがどんな感じだったのか、ムッレの環境教育がどんなもんなのか後輩に知ってもらうことができてそれはそれでよかったんじゃないかなーと思った。

同じ場所でやるなら、昨年とは違ったことをしたいということで劇をやることになった。劇をやるといっても、劇ってまずどうするの?ってことで、脚本を考えて、それに必要なものを考えて、配役を考えて、小道具をつくって、と意外と大変だった。

いやー、企画は大変だったなぁ。正直すごく大変だったはずなのに、あんまり覚えてないっていう。大変だったから、覚えていないのかな、記憶があまりないんです。覚えているのは、リーダーとして、みんなに指示出さなきゃいけないのに、自分自身が何をすればいいのか分かってなかったし、何よりもみんなを信用することがなかなかできなくて、ほとんど自分が首を突っ込んでいた。だから自分で自分の首を絞めていた。

もっとみんなを信用して仕事を任せればよかったかなというところに一番後悔している。

 

 チラシも昨年に引き続き作成した。昨年は時間もなく、チラシがどういうものなのか、つくりかたも分からずとりあえずつくったという感じだったので、今年はもう少しクオリティーの高いものをつくりたかった。

昨年よりは、カラフルに分かりやすく作成したつもりだった。昨年は参加申請方法を紙媒体だったのに対し、今年はメールにした。回収しに行くのも大変だし、BOXをつくる手間も省けるし、お母さんたちもメールのほうが親しみやすいかと思ってメールにしたが、参加希望者は昨年よりも少なかった。

実績もあるし、昨年よりは自信があったからこそ、驚いたし悔しかった。原因は募集の時期が昨年より遅かったのと、イベント時期も連休がかぶっていたりしたため?と考えている。待ってもメールはこなくて、しかもメンバーは昨年と同じ子たち。昨年以上のイベントができるだろうかとプレッシャーもあった。

 

 参加者は少なくて不安だったが、ゼロではないので、きてくれる子たちのために全力を尽くそうということになり、当日を迎えた。一日目、天気が悪く雨が降り出しそうだったので、急ぎながらイベントを進めた。リハーサルは前日にしただけで、それまで全員で公園に行ったことがなかったので不安だらけだったが、前日に一応しっかりとリハーサルを行っていたため、全員が役割とタイムテーブルを把握していて、すんなり進めることができた。また、参加者が昨年と同じということで、同じ内容の部分をやってもつまらないのでは、と思っていたが、意外と子どもたちが昨年のことを忘れていたので、やりやすかった。正直少し切なかったけど…。唯一の昨年いなかった子が公園に姿を見せず、連絡を入れると不参加とのことで残念だったが、あとの2人が昨年同様兄弟を連れてきてくれたので、参加者4人いて安心。最後、雨が降ってきてしまったが、木の下で遊ぶことができたのでよかった。

 

 2日目は天気が悪く、中止。延期にすることを一切考えていなかったので、もう無理かと思ったが、その場でみんなの予定を合わせ、延期を決定することができた。

当初、わたしは延期日程にバイトが入っていて、その時はバイトを休みまくっていたので、さすがに休めないと思い、一時は堀くんに任せたが、やっぱり今まで自分が頑張ってきたこのプロジェクトの最後のイベントに参加しないわけにはいかないと思い、どうにか代わりをさがして参加することができた。参加者は相変わらずの4名と昨年の参加者が1名きてくれて5名になった。1日目の反省を生かして、子どもの動きをよく見たり、注意のしかたを考えたり、ひとりひとりが積極的に動くことができた。劇もなんとかうまくいって、子どもたちに楽しんでもらうことができた。

 

 無事イベントを終えることができた。

子どもたちが少しでも自然が好きになったり環境問題に興味を持ってくれたりしてくれていたら嬉しい。

実際、たった2日間のイベントであるし、子どもたちの意識が変わるかどうかは分からないが、イベントをやって最後に子どもたちの感想を聞いたときは、私たちが伝えたいことはみんな理解してくれていて、自分の言葉で話すことができていたので、すごく嬉しかったし、わたしたちの目標は達成できたと思った。

 

 このプロジェクトを通して、たくさんのことを学ぶことができた。

子どもは本当に予測不可能な動きをするので、すごくおもしろかったし遊んでいて楽しかった。反面、何するか分からないので、しっかりと見ていてあげる必要があることも分かった。

子どもとの接し方も少し分かったような気がするし、子どもが本当に可愛くて、以前よりも子どもを好きになることができた。

色々なボランティアや実際に自分たちでイベントをやることで、自然の中で遊ぶことってすごく楽しいし気持ちがいいことが分かった。また、自然の中には遊びのヒントがたくさん隠れていることも分かった。今は遊ぶ道具がたくさんあって、外に出なくても遊ぶことができるが、公園ひとつとっても色々な遊びが隠されていて、季節によって変わったりもする。もっと子どもたちに自然の中の遊び道具を知ってもらいたいし、もっと外で遊ぶ子が増えたらいいなと思う。

また、自分でイベントをやるっていうことがどれだけ難しいかも分かった。色々なところに電話したり、許可をいただいたり、メールのマナーだったり、このプロジェクトをやっていなかったら学べなかったことをたくさん経験することができた。

何もないところから知識を増やしてイベントをつくりあげることができたのは、

私にとって自信にもなったし、良い経験だったし、何より仲間と協力してイベントをつくりあげるのがとても楽しくて、良い思い出になった。

 

サブリーダー 上村悠理子

武蔵野大学       環境教育プロジェクト

☆活動目的

持続可能な社会の構築のため、次世代の子供たちに向けた環境教育によって社会貢献を実践していく。

☆活動目標

自然体験を通じたイベントを企画し、そこで子供たちが自然の大切さに気づき、環境問題について自発的に学び行動できるよう導く。

 

2011年より活動開始!!